在来工法・鉄骨工法・2×4工法の長所を取り入れた構造
優れた特徴を持つ集成材を、柱や土台等、全ての構造材に使用し骨格として組み上げる在来工法は、豪雪、瓦、太陽光パネルなどの大きな荷重に耐える力があります。通し柱には、接合強度がより優れた金物接合を採用。さらに、屋根面、壁面、床面にはそれぞれ構造用合板を張りめぐらし強靭な箱型に仕上げることで、地震や台風などの外圧を建物全体でバランスよく受け止め分散させるという画期的な構造です。高い耐風性能をも発揮します。また柱・梁や接合金物のそれぞれの強度がほぼ等しいため実験によりバラツキのないねばり強い構造として実証されています。
創造・空間
集成材の柱・梁の組合わせによりゆとりある室内空間計画が可能です。在来工法の良さはそのままに住む人のライフスタイルの変化に合せ平面的及び立体的にも間取りを変更する事が容易に出来ます。
金物接合 在来軸組工法の弱点を補う優れた接合強度
テックワン
(財)日本住宅木材技術センターSマーク認定金物※
木造軸組みの継手部分をアゴ掛け金物に置き換え、ボルトとドリフトピンで緊結する接合専用金物です。 経年変化のない集成材との相性も抜群で強度は2倍になります。
木造軸組みの継手部分をアゴ掛け金物に置き換え、ボルトとドリフトピンで緊結する接合専用金物です。 経年変化のない集成材との相性も抜群で強度は2倍になります。
特徴① 高品質仕上げ…耐食性に優れた表面処理加工
・高耐食性メッキ防錆処理(アゴ掛金具・土台継手)
塩水噴霧試験において2000時間以上赤錆の発生を抑えるという高耐食の亜鉛・鉄合金メッキ皮膜処理です。
・新溶融メッキ鋼板
メッキ層の組織が、Zn-Al-Mgからなる非常に微細な凝固組織を持ちます。
時間の経過と共に緻密で付着性の強い二重構造の保護膜をメッキ表面に形成し、メッキ層の腐食を抑制する為、厳しい腐食環境下でも優れた耐食性を発揮する高耐食性溶融。
塩水噴霧試験において2000時間以上赤錆の発生を抑えるという高耐食の亜鉛・鉄合金メッキ皮膜処理です。
・新溶融メッキ鋼板
メッキ層の組織が、Zn-Al-Mgからなる非常に微細な凝固組織を持ちます。
時間の経過と共に緻密で付着性の強い二重構造の保護膜をメッキ表面に形成し、メッキ層の腐食を抑制する為、厳しい腐食環境下でも優れた耐食性を発揮する高耐食性溶融。
特徴② 強度耐久試験が証明する確かな性能
「テックワン」の耐久性は、1995年の阪神淡路大震災を忠実に再現した三次元実大振動試験によって検証されています(2004年12月7日 独立行政法人 土木研究所)。また、性能評価機関に準じた試験内容【「在来軸組工法住宅の許容応力度設計」(公財)日本住宅・木材技術センター企画編集】で各接合部の耐力を検証。その頑強さは公的な試験機関からも公正な評価を受けました。
特徴③ 柱・梁の欠損を減らし強度を高める
テックワンを使用した場合は、木材の断面欠損を最小限に抑えることが可能です。
断面欠損を抑える事により本来の強度を維持した構造材は金物接合により強固で均一に接合。
接合強度は従来の仕口加工の約2倍になり今までの在来軸組工法にはない格段に強い住まいを実現します。
高い強度と安定した品質を誇る構造用集成材
集成材とは、原木をラミナ(挽板)に加工し一定の製造基準に基づいて人工乾燥させた後、大きな節・ひび割れ等木の欠点を取り除きそれを積層することで、高い品質を均一化した工業製品です。その魅力は、なんと言っても強度と経年変化しにくい特徴にあります。「強い」「加工しやすい」「耐久性がある」等の木の長所はそのまま活かし「反り・割れ・狂い」等の木の弱点を補完する理想の建築材として認められています。
圧縮 | 引張り | 曲げ | せん断 | |
---|---|---|---|---|
集成材 | 80 | 80 | 115 | 9 |
杉芯もち材 | 80 | 45 | 75 | 6 |
単位(kg/cm²)
許容応力度比較(建設省告示第1919号・農林水産省告示2045号による)
強さ1.5倍〜2倍
集成材は乾燥させたラミナと強力な接着加工により木が持つ強度を最大に引き出す事が出来ます。許容応力度(木材の強さ)は杉材の約1.5倍もあります。
狂い無し
高気密住宅を建設するにあたり構造材は、最も狂いのない集成材が必要です。集成材は加工時に細胞膜中の水分をも放出させ含水率を15%以下にまで落とす事により、反り・割れ等による建物の歪みを防ぎ長期に渡り安定した気密を維持し続けます。
集成材の実績
集成材は多くの公共施設やスポーツ施設・屋外施設・橋などに採用されています。その安定した高い強度性能がJAS規格にて表示・保証される為、信頼性も高く国内はもとより世界各国にて数多くの大型木造建造物への採用が進んでいます。
歴史も長く1893年スイスで現在の形の集成材がスパン40mアーチ型建造物ヘ使用されて以降、日々その技術が実績として積み重ねられてきています。築95年以上現存している大型建築物もあります。また厳しい環境下で活躍している集成材もあります。
例
JR高知駅 2008年~
金沢駅前 鼓門 2005年~
氷見市ふれあいスポーツセンター 1999年~
デンマーク「コペンハーゲン中央駅」 1927年~
第一回南極観時の船艇・ソリ等 1957年
長野「Mウェーブ」 1998年(冬季五輪)~
カナダ「リッチモンド・オリンピック・オーバル」2008年~(五輪は2010年)
自衛隊掃海艇
例
JR高知駅 2008年~
金沢駅前 鼓門 2005年~
氷見市ふれあいスポーツセンター 1999年~
デンマーク「コペンハーゲン中央駅」 1927年~
第一回南極観時の船艇・ソリ等 1957年
長野「Mウェーブ」 1998年(冬季五輪)~
カナダ「リッチモンド・オリンピック・オーバル」2008年~(五輪は2010年)
自衛隊掃海艇
JR高知駅
金沢駅前 鼓門
氷見市ふれあいスポーツセンター
構造体と強力に一体化した剛床工法
1・2階の床は、24mmの構造用合板によって面剛性を構成する剛床構造を採用しています。強度の高い24mmの構造用合板を梁に直接留めつけるこの構造は、床倍率3の評価が得られ、一般的な根太工法と比べて地震や台風によって発生する水平力に強く、建物のねじれや歪みをおさえられることが特長です。