みなさん、こんにちは。 富山の注文住宅メーカー セキホームの前田です。

一階建ての住宅を意味する「平屋」は、階段がなく生活がワンフロアで完結するので、過ごしやく、高齢になっても安心して暮らすことができます。近年、将来を見越した考え方をする人が増え、幅広い世代で平屋の人気が高まっています。

 

とは言うものの、平屋は2階建てに比べ、価格が割高になるという難点もあります。そこで、セキホームでは平屋のような家「平屋ライク」な間取りの家もおすすめしています。

今回はそんな「平屋ライク」な家づくりについてご紹介します。

 

まずは平屋のメリットについて3つに分けて整理します。

 

平屋は2階がないため、全ての動作がワンフロアで完了します。

動線が効率的になるため、家事移動の無駄もなくなります。もちろん、家事移動は少なくなればなるほど、家事は楽になります。

例えば洗濯。平屋での洗濯は「洗う→干す→しまう」の一連の動きを、ワンフロアで完了するため、2階にクローゼットがある場合に比べ、動線が大幅に短くなります。

その他にも、キッチンと洗面所を近くに配置するなど、間取りの工夫次第では、洗濯機を回しながらパパッと朝ごはんを用意して、子どもの着替えのお手伝い、自分の外出準備…など、慌ただしい朝の支度も、スムーズになります。

 

平屋は家族間のコニュニケーションが弾みやすくなります。

ワンフロアで生活するため顔を合わせる機会が多くなり、コミュニケーションがとりやすくなります。自然とリビングに家族が集まり会話を楽しめるという声もお客様から頂いています。

また、平屋で来客の多い家のお子様は、お客さんと顔を合わせる機会が自然と増えるため、挨拶ができるように育つとも言われています。

 

間取りによっては家事をしながらでも、子どもたちの様子を見ることができますし、お子様も親御さんの気配を感じて過ごすことができます。

小さい赤ちゃんを2階で一人きりで寝かすこともなく安心ですね。

 

平屋は老後も安心して快適に住むことができます。

家を建てた年代では気にならなくても、高齢になると階段の生活がしづらくなることもありえます。また高齢になると、階段のような小さな段差でも転んでケガを負うこともありえます。

バリアフリーで平屋を建てることは、一生その家で安全に暮らせることに繋がります。

 

家は長い間住み続けると定期的なメンテナンスが必要になってきます。

平屋は2階建て住宅と比べると高さが低いため、メンテナンスする箇所が少なくなりやすいです。

 

例えば、外壁のちょっとした補修時に平屋では足場を組まずに済ませる場合もあるため、足場代が節約できます。また、複階層と比べると塗装する面積も少ないため、そこでもコストを抑えられます。

 

メリットだらけのような平屋ですが、実際には実現しづらい理由もあります。2つのポイントで解説します。

 

2階建ての家と比べると平屋は大きな土地が必要です。

平屋になると通常2階に配置する部屋も全て1階に配置するので実際に間取りを書いてみると、子供部屋や収納の坪数が足りない、ということもよくあります。それをカバーするためには、広い土地が必要になってくるのです。

さらに平屋は2階建てに比べ、敷地条件が大きく影響します。

理想の間取りがあっても、手に入れた土地の形や周りの建物の影響で実現することが難しくなってしまう場合も…。

土地を購入する際は事前に用途地域、建ぺい率、容積率を調べておきましょう。近隣に高い建物があると陽当たりや視線も心配です。土地探しと家づくりは一緒に考える必要がありますね。

 

平屋は2階建ての要素を1階にまとめるため、地盤改良が必要な場合は、自ずと改良面積も増え、費用がかさんでしまいます。

また、平屋は基礎と屋根部分のの面積が2階建てに比べ広くなります。そのため、2階建てに比べ、建物工事費も高くなりやすいです。

 

家を建てる際には土地と建物の費用のバランスを考えながら、資金計画をしっかりと建てましょう。セキホームでは土地探しから対応し、資金計画もご提案しています。

 

メリットも多い平屋ですが、実現が難しい面も多くありました。セキホームでは平屋のデメリット分を補う平屋のような2階建ての家づくり「平屋ライクな間取り」もおすすめしています。

 

「平屋ライクな間取り」とはキッチン、お風呂など水回り、リビング、寝室までを1階で完結させる家のことです。2階部分には1階でつくれなかった子供部屋、収納スペースなどを配置する間取りです。

それでは実際の平屋ライクな間取り事例をご紹介します。

 

子供部屋が必要な期間は平均して10歳から20歳までの10年間になります。

いずれ子供たちは独立し、家は夫婦ふたりで住むことになるケースが多いです。平屋ライクな間取りは、夫婦ふたりで暮らす分には1階だけで生活が完結します。子供たちが巣立った後を考える住まいづくりとして、セキホームのオススメの一つです。

 

左）1階　右）2階

当初、平屋を希望されていたA様。コスト面を考えて、平屋ライクな家にされました。

LDK、水回りから子供部屋、寝室は1階に配置。さらに趣味のトレーニングを楽しむトレーニングルームを1階に設置しました。

 

2階部分は小屋裏収納にし、1階では足りなかった収納部屋を配置。生活スペースと趣味がワンフロアで楽しめる家が完成しました。

 

左）1階　右）2階

平屋ライクな間取りは、実際の平屋のように生活動線はワンフロアで完結します。家族との距離や常に人の存在を感じる事ができますが、その分プライベートの空間を確保しにくくもなります。

B様邸は全て1階で生活が完了しますが、プライベートな寝室部分はパブリックなLDKからあえて離した間取りに。2階部分に子供部屋を2部屋、小屋裏収納を1部屋設けました。

 

子どもが小さい時はあまり気にならなくても、年頃に差し掛かるとプライベートな時間が必要にになってくることもあります。プライベートな時間が確保できるような空間を、あらかじめ作っておくこともオススメです。

 

左）1階　右）2階

ワンフロアで生活が完結する家を希望されていたC様。

LDK、寝室、水回りなどの生活スペースは全て1階に配置しました。ユーティリティ、洗面、お風呂、寝室が一直線で繋がる間取りに。お風呂上がりにはそのまま、寝室に入れるので便利です。

 

2階部分は子供部屋を2部屋、小屋裏収納を1部屋設けました。子供が巣立った後は平屋感覚で住める家となっています。

 

セキホームでは人気の平屋では補えない部分を補ってくれる平屋ライクの2階建てもおすすめしています。住宅は家族にあった計画を立てることが何よりも重要です。

平屋ライクの2階建て、平屋、2階建てなど様々ありますが、家族のライフスタイル、予算、土地に適した家づくりを一緒に考えましょう。

 

デザイン性も大切ですが、過ごしやすい家づくりが何より大事だとセキホームは考えています。具体的なイメージや希望がなくても、夢のマイホームの完成は難しくありません。モデルハウスの展示場や完成見学会へ足を運んで頂くことで、より理想的な家づくりのイメージが浮かびやすくなるでしょう。

 

セキホームでは責任を持ってお客様の理想的な家づくりをサポートしますので、お気軽にお声がけくださいね。図面作成からお見積りまで無料で行っていますので、家づくりのご予算に関するご相談も承ることが可能です。

「家づくりの方法が分からない、家づくりまでいまいち踏み出せない」という方はぜひお声掛け下さい。セキホームの経験と実績であなたの思いを形に変えます。

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