断熱材ってなんだろう?重要性とそれぞれの特徴を解説!
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目次
みなさん、こんにちは。 富山の注文住宅メーカー セキホームの萩原です。
家の中で快適に過ごすために、断熱性は重要なポイントになります。断熱性と密接な関係にあるのが「断熱材」という建材です。
断熱材は家の断熱性を高めるため屋根や天井、壁、床、基礎に施工します。工法によって施工する場所は変わり、素材、形状にも種類があり、それぞれに特性をもっています。
今回は代表的な断熱材のいくつかを特徴と合わせてご紹介します。最後に、セキホームが採用している断熱材、サーマックスについても解説いたします。
断熱材の役割
断熱材の役割について、2つに分けてご紹介します。
暑さ・寒さへの対策
断熱材は、外からの寒さや暑さを遮るという役割があります。冬は熱を逃がさず夏は外からの熱が入ることを遮断し、「夏涼しく、冬暖かい」家が実現します。
性能の高い断熱材を施工すると外気温の影響をより受けにくくなるため、まるで魔法瓶のように家の中の温度が保たれ、快適になります。
さらに冷暖房機器の負担が小さくなるため、光熱費の節約にもつながります。
湿気と結露から家を守る
家の老朽化には、様々なものが原因として挙げられますが、大きな原因のひとつが壁の内部や床下などにこもる湿気や水分による傷みです。
湿気は屋内外の温度差や風によってどんどん侵入しますし、空気が冷えると、含まれている水蒸気が水滴に変わる結露現象がおこります。これらの状態が続くとカビが生え、壁のシミになったり、内部の木材が腐ったりと、家を傷める原因になります。
また、カビの胞子がアレルギーの原因をも引き起こします。
そこで、安定した形状の断熱材を隙間なく施工し、気密性を保つことで湿気の侵入を止めることが必要になります。さらにその優れた断熱性により躯体内や床下などに温度差を作らないことが、結露の発生を防ぐことになります。
断熱材の種類
断熱材の種類は大きく分けて3つになります。
繊維系断熱材、発泡プラスチック系断熱材、天然素材系断熱材についてご紹介します。
繊維系断熱材
繊維系断熱材は繊維と繊維の間に空気層を作りクッションのような役割で断熱します。この中でよく知られている断熱材はグラスウールです。
グラスウールは端的に表現すると「繊維状のガラスを凝縮したもの」。日本では最初に普及した断熱材です。
普及当初は「比較的簡単に工事ができる」、「価格が安価」という面で人気がありましたが、湿気に弱く、水を一度吸ったら吐き出しにくいという一面もあります。
そのほか、繊維系無機質断熱材には岩石を原料として製造されるロックウールや、繊維系木質繊維断熱材には古紙、製紙に用いたものをリサイクルしてつくるセルロースファイバーがあります。
ロックウールは耐火性に優れ、防音効果、耐水性もありますが、水を一度吸収すると素材の性質が変化し断熱効果が大きく下がります。
セルロースファイバーは適度な湿度も保ってくれ、害虫被害防止にもなりますが、施工方法が特殊。専門的な技術が必要なため、専門業者に依頼する必要があります。材料費も高く、コスト面だけで考えると高価になります。
発泡プラスチック系断熱材
発泡プラスチック系断熱材にはウレタンフォーム、押出発泡ポリスチレン、ビーズ法ポリスチレン、フェノールフォーム、高発泡ポリスチレンなどがあります。どちらも高い性能が期待できますが、価格も高価になります。
発泡プラスチック系断熱材は、材料を発砲させ、その独立した小さな気泡の中にガスを閉じ込めて断熱性能を発揮しています。技術開発が進み、高性能なものも多く出回っています。
ウレタンフォームは軽くて、柔らかく弾力性もある素材です。耐久性や透湿性に優れていて高い断熱性と省エネ効果もあります。機能性が高いため、値段は高めに設定されています。
押出発泡ポリスチレンは耐水性に優れているのが特徴で、シックハウス症候群の原因であるホルムアルデヒドが入っていないので安全性もあります。
ビーズ法ポリスチレンは押出発泡ポリスチレン同様、耐水性に優れ、軽量で厚さや長さなど、自由自在。カッターなどで簡単に切断できるので現場で簡易的に施工可能です。コスパも良く、利用範囲が幅広い断熱材になります。
フェノールフォームは耐火性が高く、グラスウールの上にフェノールフォームを施工するダブル断熱も可能です。
高発泡ポリスチレンは柔軟性もあり、耐水性もあります。万が一、燃えた場合も有害物質を出しにくく環境配慮された材質です。発泡スチロールと似ていますが、高発泡ポリスチレンは割れにくく、欠けたりすることもありません。
断熱性の中で発泡プラスチック系断熱材は一番のおすすめ。軽量化され、施工が簡単になったため、富山県では一番多く利用されています。
天然素材系断熱材
羊毛や炭化コルクなどの断熱材は天然素材系断熱材に分類されます。
天然素材系断熱材は無添加で素材本来の特性を生かした断熱材。環境に優しいため、自然派を好む方には人気があります。ただ、天然由来のため、他の断熱材と比べると高価になります。
羊毛は調湿効果があり、炭化コルクは調湿性、断熱性、防虫効果もあります。いずれも海外からの輸入品になり、金額が高価になるでしょう。
セキホームで使用する断熱材
セキホームが壁に採用している断熱材・サーマックスRWについてご紹介します。
サーマックスボードは発泡プラスチック断熱材のポリイソシアヌレートフォームを使用。
発泡プラスチック系断熱材のポリイソシアヌレートフォームは断熱材のいいとこ取りを実現しています。
ポリイソシアヌレートフォームは、安定した温熱環境と火災時の安全性とを同時に高めることが可能です。サーマックスの大きな特徴である熱伝導率、防湿性、難燃性をご紹介します。
低い熱伝導率
サーマックスはあらゆる断熱材の中でもトップクラスの断熱性能を持っています。
熱伝導率が低いため、夏は外から熱が入ってくることを防ぎ、冬は部屋の熱が出ていくことを防ぎます。
さらに、サーマックスはアルミ面材を両面に使用。遮熱機能を加えることでさらに性能が強化されています。
防湿性に優れている
サーマックスは防湿性に優れていて水を吸いません。
外断熱工法+サーマックスボードだと、木構造材の大敵である水・湿気から隙間なく守られ、耐久性が維持できます。さらに、サーマックスボードはアルミ面材を使用しているので、防水性・耐水性がさらに強化されています。
火に強い難燃性
サーマックスには難燃性があり、まず着火しません。
火事がもしあった場合には炎の拡大、延焼を防ぎ、可燃性ガスの発生も最小限に抑えられます。
通常、準防火地域ではウレタンを使用した外断熱仕様の木造住宅は確認申請が下りにくいですが、サーマックスは国の認定を取得しているので準防火地域でも建てることができます。
それほど、サーマックスの難燃性い評価を受けています。
まとめ
断熱材は特徴、原料も様々で悩まれる方も多いと思います。
セキホームでは断熱性能を追求し続けています。種々ある断熱材の中でセキホームが行き着いた断熱材はサーマックスでした。
セキホームの家にお住いの皆様には、夏は涼しく、冬は暖かく、カビや結露に悩まされない生活を送っていただいています。サーマックスはセキホームの高性能住宅には欠かせない建材なのです。
セキホームでは断熱材に関するご質問はもちろんのこと、注文住宅の見積もりも無料でおこないます。責任を持ってお客様の理想的な家づくりをサポートします。 是非一緒に、理想の住まいを作り上げましょう!
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