台風から家を守るために。確認するべき4つの対策と火災保険の見直し
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目次
みなさん、こんにちは。 富山の注文住宅メーカー セキホームの前田です。
最近では台風で被災した地域のニュースも多く、年々台風の力強さが増しているように感じられます。そんな自然災害から身を守るためには、日頃から何らかの対策を取ることが重要です。
とはいえ、台風から家を守るにはどういった対策を講じれば良いのか、頭を悩ませてしまいますよね。
この記事では台風で起こりやすいトラブルをもとに、台風から大切なお家を守るための対策方法をご紹介します。
台風でよくある家のトラブル
台風から家を守る前に、まずは台風で起こりがちなトラブルについてご紹介します。
物の破損
台風被害でもっとも多く見られるのは、強風により飛ばされたどこかの屋根や物が外壁へ当たることで自宅の破損へつながってしまうケースです。
一般的には、風速30~40m以上になると家屋へ被害が及ぶ可能性がとても高くなると言われています。ご自宅のメンテナンスをしっかりしていても、よそから屋根瓦などが飛んできてしまえば自宅への被害は避けられないでしょう。
もちろん、ご自宅の屋根が吹き飛ばされてしまう可能性もあります。場合によっては、ご近所トラブルに繋がってしまうことも……。
経年劣化により屋根は吹き飛ばされやすくなるため、定期的なメンテナンスがおすすめです。
雨漏り
外壁や屋根が直接破損していなくても、気付かないうちにひび割れや防水シートの劣化により雨漏りが引き起こされるケースもあります。直接的な原因は経年劣化にありますが、台風の豪雨によってさばききれない水量が雨漏りになるケースもあるのです。
仮に雨漏りが発生した場合はどこが原因なのか詳しく調べなければならず、度々発生してしまえばカビや腐食の原因になってしまう可能性が。定期的にメンテナンスをしておく必要があるといえるでしょう。
浸水
大雨の影響による浸水被害も深刻になっています。浸水と言えば水深による影響をイメージしがちですが、氾濫した濁流による「速さ」が原因で住宅がまるごと全壊してしまうケースも存在します。
また、浸水被害は住宅だけではありません。各交通機関が停止してしまったり、電子機器が使えなくなってしまったりと、日常生活への被害は避けられないでしょう。
そんな浸水被害に対するハザードマップが各自治体をもとに事前に公開されています。今年あった台風19号では実際の浸水被害と事前に公開されたハザードマップの予想がほぼマッチしているなど、参考にして損はありません。
台風から家を守るための対策
では実際に、台風から家を守るために必要な対策方法についてご紹介します。
家の周辺と屋根周りをチェック
トラブルのリスクを最大限抑えるために、まずは吹き飛ばされてしまいそうな物がないか確認しておきましょう。特に屋根瓦は管理を怠ってしまうと周囲への直接的な被害だけでなく、雨漏りにも繋がるため、用心深くチェックすることをオススメします。
また、洗濯物干し竿や、植木鉢、またバケツやホースなど家周辺に設置してあるアイテムはすべて住居内へしまっておきましょう。周囲へ被害を与えてしまう前に、屋根のメンテナンスと周囲の確認を怠らないことが台風対策として重要なポイントです。
窓を補強
台風により窓ガラスが割れてしまうイメージもありますが、実は風のみの影響で窓ガラスが割れることはめったにありません。実際には、強風で飛ばされた物がぶつかることで窓ガラスが割れてしまうケースが大半です。
つまり、窓ガラスへ直接物がぶつからないよう、シャッターなどを使って外側を補強することで台風対策が可能になっています。とはいえ富山県では雨戸を設置することも稀です。片側だけとはなりますが網戸を使うだけでも窓に物がぶつかる可能性を抑えることも出来ます。内側のカーテンやブラインドをしっかり閉めて、万が一ガラスが割れても室内に散らからないようにしましょう。
床上の浸水対策
床上の浸水を防ぐ台風対策では「土のう」が役立ちます。また、キッチンやトイレ、洗面所といった排水溝へ「水のう」を設置することで、水周りの逆流を防止することが可能です。
「水のう」の作り方は、ゴミ袋やレジ袋を二重にして半分程度を目安に水を注ぎます。中へ空気があまり入らないように袋をきつく縛ることで、「水のう」の完成です。お家を守るための「土のう」は最寄りの自治体へ連絡することで自宅まで届けてもらうことも出来ます。
水害の多いエリアでは専用の「土のう」ステーション出来てきていますね。富山県ではまだ聞いたことがないですが、県外へ滞在している際には事前に確認しておきましょう。また、車を高所へ移動させておくこともオススメします。
避難の準備
家を守ることからは外れてしまいますが、大切なことなので、避難準備についても触れさせて頂きます。
台風対策の1つとして、避難経路について熟知しておくことが重要なポイントになっています。学校や公民館といった避難場所指定がされているエリアをチェックしておき、避難所までの経路を事前に調べておくことが重要です。
また、停電や充電切れなどで連絡がつかなくなってしまう可能性も存在します。事前に家族で話し合い、連絡方法や避難場所について示し合わせておきましょう。
万が一避難するとき用に、非常持ち出し品を常備しておくことをオススメします。非常持ち出し品として需要があるものは以下のとおりです。
・清潔な飲料水やクラッカー、缶詰やレトルト食品など
・医療薬品、マスク、紙おむつ、生理用品、使い捨てカイロなど
・寝袋や着替えの下着、タオル、雨具など
・懐中電灯や電池、マッチやライター、ミニガスコンロ、ティッシュやゴミ袋、スマホなどの充電用品
小さなお子様がいらっしゃる場合は、あわせて以下の用品も管理しておきましょう。
・哺乳瓶
・おむつ
・固形ミルク
・ウェットティッシュなどおしりふき
・母子手帳
・保険証のコピー
大きめのトートバッグにタオルを敷き詰めることで、赤ちゃんの簡易ベッドとして利用することも出来ますよ。
台風が来る前に家の火災保険を見直そう
台風から家を守るための対策をどれだけ取っていても、万が一ということも考えられます。台風の被害を受けても確実に立ち直るために、お家の火災保険を事前に見直しておきましょう。
水災・風災補償はついていますか?
国や自治体の支援は限られています。被災者生活再建支援法を使えば、台風で全壊した自宅を新築で購入した場合に最大300万円が支給されますが、心もとない金額なのも事実です。
そのため、自身で加入しておくことが重要になっています。
水災・風災、どちらも火災保険でカバーできますので、火災保険の補償の範囲をチェックしてみましょう
水災補償は河川の氾濫による洪水や床上浸水、高潮による直接的な水害だけでなく、集中豪雨による土砂崩れや土石流などまでが対象です。
風災補償は屋根の瓦が飛んでしまったり、自転車の破損やカーポートが強風で傾いてしまったり、風が原因で外壁が破損したことによる雨漏りで家具が損害した時まで保証対象になっています。
水災・風災補償にはどちらも「建物のみ」「家財のみ」「建物と家財」の3パターンが用意されており、選んだ補償内容によって補償金が支払われるケースが異なります。
損害保険の見直しに必要な知識
自宅の火災保険を見直す際は「超過保険」と「一部保険」という2つのキーワードを覚えておきましょう。
「超過保険」とは、自宅の評価額を超えた金額設定の契約を指す言葉です。仮に台風被害を受けたとき、高額な保険を設定していたり、2つ以上保険をかけていても、実際の損害額を上回る補償金が支払われることはありません。
つまり、自宅の評価額を越した「超過保険」を掛けていても、保険分ですべてを取り戻すことは出来ず、高額な保険契約料分がムダとなってしまいます。
「一部保険」とは、評価額以下の金額で交わした契約を指します。保険契約料をある程度抑えることが出来ますが、実際に被災してしまった際に、十分な補償金を受け取れないケースも……。
「保険に加入さえすればあとは問題ナシ!」という認識はNGです。中身を正確に把握していないせいで、十分な保険料を貰えない可能性もあります。損害保険の見直しに必要な知識として、自宅の評価額に適した保険の設定を心がけましょう。
認識の違いでトラブルに発展してしまった場合、損害保険会社が相手の場合は「そんぽADRセンター」へ。業者が相手の場合は「国民生活センター」へ相談してみることで解決できるかもしれません。ぜひご参考ください。
まとめ
自然災害への対策では、備えをどれだけ準備できるかということがポイントになります。ですが、どれだけ対策を練っていても被災してしまうことは十分に考えられるでしょう。
だからこそ、万が一のために損害保険の見直しをしておくことは重要なポイントです。転ばぬ先の杖として、加入している損害保険の再チェックを行ってみてくださいね。
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