階段デザインの考え方 | 素材や形状を詳しく解説
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セキホームは、富山県で「明るく開放的で高性能な住まい」を提供する注文住宅メーカーです。
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目次
みなさん、こんにちは。 富山の注文住宅メーカー セキホームの前田です。
上下階をつなぐ階段は、家族が安全に昇り降りできることがもちろん大切ですが、せっかくなら実用性だけでなく、おしゃれに演出したいという方も多いのではないでしょうか。
階段は設置場所と素材、デザインを工夫することによって、空間に個性をプラスしてくれます。形状によっては空間を広く、明るく見せてくれる効果もあります。
今回は、階段のデザイン、配置や形状を決める際のポイントを解説するとともに、セキホームの施工事例から、暮らしを快適にする階段や階段下の活用策についてご紹介していきます。
階段デザインを考える上でのポイント
階段デザインを考えるときに意識したい3つのポイントをご紹介します。
設置場所
戸建て住宅において階段は玄関またはリビングに配置するケースがほとんどです。それぞれの特徴について説明します。
■リビング
リビング階段のメリットと言えば、2階に行くためにはリビングを通らないといけないので、家族が顔を合わせる機会が多く、家族間のコミュニケーションが取りやすいことが挙げられます。お子さんの帰宅や友だちを連れてきたときも気づくことができるので、安心感があります。
階段があることで視覚的に広々と感じられたり、階段自体をインテリアのように見せたりすることもできます。
一方、冬は暖まった空気が階段から2階へ逃げてしまうことも。
暖房効率を考えると、熱が2mほどでとどまる「オンレイECO床暖房」の導入もおすすめです。
■玄関
リビングをすっきりとまとめたい場合や、家族の生活スタイルが異なる場合には、玄関に階段を設置するのがおすすめです。
リビング階段は、音やにおいが階段を通じて伝わりやすい面があります。家族間で気になったり、気を使ったりしそうであれば、玄関に階段を配置しておく方が暮らしやすいといえます。
照明の使い方
階段の照明には、ちょっと凝ったデザインを取り入れてみたいという方も多いと思います。取り替えやお掃除のしやすさもチェックしておきましょう。
■ダウンライト
空間を選ばず設置できて、すっきり感と安価なことでも採用されることが多いダウンライト。天井に取り付けるのでホコリは溜まりにくいのですが、電球が切れたときの取り替えがやや面倒です。
■ペンダント、ブラケット
ペンダントライトやブラケットライトは、空間のアクセントとしても人気があり、遊びゴコロのある個性的なデザインを選ばれる方も多いです。電球の取り替えは比較的ラクですが、定期的なお掃除が必要です。
手すりとのバランス
安全性の問題から、法により手すりの設置が義務化されています。手すりは4段目以上に付いていれば法的に問題はありません。ただし、ご家族に小さなお子さんやご高齢の方がいらっしゃる場合は、握りやすい形状や滑りにくい材質の手すりを1段目から取り付けたいですね。手すりはアイアンや木などの素材があり、デザインも様々です。木調デザインのアルミ製手すりもあります。
階段の素材
階段の素材として、よく使われるのが木材と金属です。それぞれの特徴についてご説明します。
木製
最も多いのが木製の階段です。
踏み板は床材の色味と揃えることが多いです。1階の床と2階の床の色が違う場合は、1階の方の色味と合わせた方が、見た目に美しい印象を与えます。
踏み板、蹴込み板、側板それぞれに異なる色味の木材を選んで、組み合わせる方もいます。デザイン性だけでなく、色味を変えることで段差等がわかりやすくなり、年齢を重ねてからの踏み外し防止対策にもなります。
蹴込み板をなくしたオープンな階段は、スケルトン階段とも呼ばれ、視界が抜けて、光や風を通すために見た目に開放感を与えてくれます。ただし、小さなお子様が踏み外して、すき間から落下する可能性もあるので注意が必要です。
アイアン系
強度があるため、デザインの自由度がぐっと上がります。空間にクールな雰囲気を与えてくれるアイアン系は、費用は高めになりますが、モダンなデザインとの相性も良く、スタイリッシュな演出ができる素材です。
階段の形状
階段には一般的に2畳ほどのスペースが必要です。階段には以下のような形状がありますが、概ね間取りに合わせて設計士から提案するケースが多いです。それぞれの特徴についてご説明します。
直線型階段
上下階を一直線につなぐタイプの階段です。シンプルで費用も安く抑えられるのが特徴です。
トントンとリズム良く昇りやすい半面、踏み外すと一気に下まで転げ落ちてしまう恐れがありますので、注意も必要です。
ペンダントライトやブラケットライトを等間隔で2つほど設置すると明るくなり、おしゃれな印象が高まります。
LまたはU字型階段
途中に角や踊り場があるタイプの階段です。90度曲がるL字階段と、180度回転するように折り返すU字型階段があります。
直線型より広いスペースが必要ですが、踊り場があるため、踏み外しても下まで転げ落ちるリスクを少なくできます。
階段の曲がり角や真ん中に照明を設置するのがおすすめです。
螺旋階段
支柱を中心に踏み板をらせん状に設置した階段です。スペースが小さくても設置できるうえ、意匠性が高いのでインテリアの一部として楽しめるのも魅力です。
ただし、設置費用は高めで素材もアイアンに限られます。また、家の形状によっては設置が難しい場合もあります。
階段を上手に使った施工事例
セキホームの施工事例から、階段をうまく活用した家づくりをご紹介します。
階段下にスタディスペースを設置した事例
リビングの端に設置した直線型階段は、蹴込み板のないスケルトンタイプとし、空間にうまく溶け込むように仕上げました。階段下にはお子さんのスタディスペースを設置。キッチンの側なので、家事をしながら様子を伺えて、お子さんとも気軽にコミュニケーションが取れます。家族みんながちょっと作業したいときにも使える、便利なスペースです。
階段下をパントリーとして活用した事例
大開口の窓からの採光と開放感にあふれるLDKの端に階段を設置。キッチン横の階段下スペースを利用してパントリーをつくりました。食材ストックを置けて、料理しながらの取り出しにも便利。壁と同色の引き戸で締めると、すっきりとスマートに隠せるのもポイントです。
階段下に配線をひとまとめにした事例
リビング階段の下のスペースにミニ書斎を設置したほか、テレビ関連の機器やコードの類を置く場所として有効活用しています。ごちゃごちゃしがちなコード類ですが、見えないところにひとまとめにしたことでリビングがすっきりと見えるだけでなく、配線作業がしやすいというメリットもあります。
階段の途中にスキップフロアを設置した事例
部屋の床を一段掘り下げた「サンクンリビング」が特徴的な家づくり。そのリビング横には、階段の折り返し部分を活用した、畳のスキップフロアを設置しました。キッチン、スキップフロア、リビングのどこにいても、一つの空間として家族が会話を楽しめるLDK。スキップフロアはお子さんの遊び場やお昼寝スペースとしてもピッタリです。
まとめ
今回は階段についてご紹介しました。間取りを考える際、階段の場所はとても重要です。家族構成や生活スタイルに合っているかを考えて、安心して暮らせる階段の配置や形状を選びましょう。そして、素材や照明を上手く取り入れて、おしゃれで快適な階段に仕上げたいですね。
階段下のスペースも収納やミニ書斎などとして活用することで、生活が便利になります。セキホームでは、今回ご紹介した以外にも数多くの施工事例を揃えていますので、お気軽にご相談ください。
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